余震が続くなか、読みふけっていたのがこの本。


池波正太郎さんの名著『銀座日記』と同じスタイルの日記ながら、常盤新平さんならではの視点が随所に溢れていて、何よりもその文体が心地よくとても読みやすいです。


そして何気ない日常のなかに生と死の問題を折り込んでいるところに、大きな魅力があります。


枯淡の筆致で綴られたこの文章を読みながら、早く日常が落ち着くことを願っていました。


滋味溢れる名著だと思います。

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