フランシスコの2人の息子(ネタバレあり)。

ブラジルの国民的人気デュオ、ゼゼ・ヂ・カマルゴ＆ルシアーノ
の半生を題材にした、この作品を昨日見てきました。

ゼゼ・ヂ・カマルゴ＆ルシアーノのサクセスストリーなので、ぬ
るいと感じる人も多いと思いますが、事実をもとにしたドラマな
ので、なかなか感動的でした。

家庭の温もり、親子の愛情などが巧みに描かれて、本当、心温ま
る作品に仕上っています。

何よりも、前半の主役を勤めている子役たちの歌声と演技が純朴
でとっても良いのです。あ、あと怪しげなプロモーターも（笑）。

それにしても、子供たちを歌手にするという夢を抱き、これを
実現させてしまう、ちょっと頭のいかれた親父さんも良い味を
出しています。

ちょっと話の展開が早すぎるきらいもありますが、結末部分の
ライブの映像は、実際のゼゼ・ヂ・カマルゴ＆ルシアーノのラ
イブ映像を用いており、本物のフランシスコと、お母さんが登
場するという演出も巧みなものでした。

日本でこうした人気歌手の自伝を映画にすると、何だかバカバカ
しいものになってしまうのでしょうが、海外のものだとリアリテ
ィーを感じるのは何故なんでしょう？

ゼゼ・ヂ・カマルゴ＆ルシアーノの音楽も良く、なかなか良い
映画でした。