スターフィッシュホテル(ネタバレあり)。
普段、まったくもって足が向くことのない六本木へ、この映画を
見るために赴きました。

この「スターフィッシュホテル」は、今のところ単館上映で、な
ぜか六本木で上映しているのです。六本木って、映画館のあるイ
メージじゃないのですよねー。

わざわざ六本木まで出かけて、「スターフィッシュホテル」を見
たのは、日本在住のイギリス人ジョン・ウィリアムズが、日本人
の俳優陣をつかって怪談風の寓話を撮ったという前宣伝に、惹か
れたためです。

期待通り、普通の邦画とは異なり、さりとて洋画でもなく、出来
の良いアジア映画のような面持ちがありました。

映像も美しかったし…。

但し、脚本がなかなか難解で、人によっては駄作という感想も出
るでしょう。一応、結末で作品の大きなテーマでもある大きな事
件が解決されるのですが、完全に解決したとは言い切れず、意味
深なラストシーンを迎えます。

現実と夢、そして回想シーンが複雑に噛み合わされ、ある意味、
監督が意図した趣向が生きた映画だったと言えるでしょう。

それにしても俳優陣がとても豪華な映画で、串田和美さんや、柄
本明さんが良い味を出していました。

勿論、主演の佐藤浩市さんも良かったのですが、なかでも佐藤浩
市さんの妻役を演じる木村多江さんが美しく、独特な色気を醸し
だされていました。


個人的には、満足できた映画でした。

それにしても、この作品は、撮影からしばらく公開の機会がなく、
この程、ようやく公開に漕ぎ着けたそうです。

なかなか良い映画なんですがねぇー。

まぁでも、お客さんの少なさから、実にマイナーな映画であるこ
とを認識させられました。

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