王の男(ネタバレあり)。
昨日、昨年から見たい見たいと思っていた『王の男』を、仕事が
一段落ついたので、見てきました。

なかなか良く出来た映画で、楽しかったのですが、『覇王別妃ー
さらばわが愛』と同工異曲の部分がかなりありました。

あと主人公たちが、宮殿でお抱え芸人としてを過ごす時間軸がえ
らく短く思われたのですが、暴君・燕山君が、母の死の真実をし
ったり、クーデターが起こるなどは、多分、相当の時間差がある
はずです。

それと、燕山君の側近の大臣の官服の色は、宦官のはずなんです
が、宦官ではなかったし…。

最大の問題は、主人公たちが京劇の『覇王別妃』風の寸劇を演じ
る件。

燕山君の在位期間は1494年-1506年なんですが、京劇の誕生は、
十六世紀末なんですよね。ちょっと調べればわかりそうなもの
ですが…。

まあコスプレ時代劇映画『大奥』に比べれば、はるかにドラマ性
もあって面白いものです。

ちなみに映画版『大奥』は「江島生島」事件を扱ってはいますが、
髪形、衣裳、小道具、大道具に至るまで、幕末のものです。日本
の時代劇に、時代考証というものはなくなったのでしょうか?

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