胡同のひまわり。
2006年8月5日前々から見たかった話題の映画「胡同のひまわり」を、上映最終日ぎりぎりに見てきました。
期待が大きかっただけに、脚本の散漫さが気になりましたが、それでも十分に満足できる作品でした。
文化大革命によって画家の道を諦めざるをえなかった父親と、その父親が才能を見出して、強引に画家へとされる息子の葛藤が、中国のこの30年の歩みが巧みに描かれてました。
そしてこの作品の重要な舞台となる胡同(フートン)は、古き良き時代の遺産ですが、中国の猛烈な近代化の中で、次々と壊されていっています。
その胡同と旧世代の父親の姿が上手く重ね合わされていました。
あと、見ていて思った不満点は、息子は思春期に起こった天安門事件について、何も思わなかったかということです。ま、現在の中国では、未だに天安門事件を描くのがタブーなのかもしれませんけど…。そのあたりも上手く描かれていたら、なお良かったのにと思いましたが、それはないものねだりだったのかもしれません。
ちなみにこの作品の公式サイトは下記のとおりです。
http://www.himawari-movie.com/
期待が大きかっただけに、脚本の散漫さが気になりましたが、それでも十分に満足できる作品でした。
文化大革命によって画家の道を諦めざるをえなかった父親と、その父親が才能を見出して、強引に画家へとされる息子の葛藤が、中国のこの30年の歩みが巧みに描かれてました。
そしてこの作品の重要な舞台となる胡同(フートン)は、古き良き時代の遺産ですが、中国の猛烈な近代化の中で、次々と壊されていっています。
その胡同と旧世代の父親の姿が上手く重ね合わされていました。
あと、見ていて思った不満点は、息子は思春期に起こった天安門事件について、何も思わなかったかということです。ま、現在の中国では、未だに天安門事件を描くのがタブーなのかもしれませんけど…。そのあたりも上手く描かれていたら、なお良かったのにと思いましたが、それはないものねだりだったのかもしれません。
ちなみにこの作品の公式サイトは下記のとおりです。
http://www.himawari-movie.com/
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