最近、仕事の憂さを本を購入することで晴らしています。

この一冊もその内の一つ。森鴎外の史伝小説の傑作と誉れ高いこの『渋江抽斎』ですが、いままで全く手に取ることがありませんでした。鴎外と言えば『舞姫』ぐらいで、なんだか辛気臭いイメージばかりを抱いていました。

大学で日本文学を学んでいたのに…。

しかし、読んでみると、なかなか面白い。淡々と渋江抽斎
について触れながら、その家族や、交友関係など、江戸時
代を専門とした僕には興味ぶかい記述が、そこかしこにあ
ります。

美味しい日本茶、そして和三盆の干菓子を傍らに置いて、
まったりと読んでいきたい作品です。

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